母がファンになったSMAP、彼らはこれからも偉大だ

気がつけばファンになっていた、母はそう言いました。私もそうだね、と頷きました。アイドルグループであるSMAPの解散報道をニュースで知り、交わした会話でした。

若い頃は色々なアイドルのファンだったと言っていた母ですが、子どもができてからはあまりアイドルに興味がなかったそうで、ジャニーズも昔のグループなどしか知らないほどでした。しかし、私や弟がSMAP5人が揃って出演しているフジテレビのバラエティ番組を見ているところを何となく見ているうちに、気づかぬうちにSMAPの魅力に惹かれ、ファンになっていたのです。

それからの母はSMAP5人が揃って出演する番組はもちろん、個人個人が出演する番組はそのほとんどを視聴、または録画してくれるように頼むようになりました。誰誰が出ている番組は録画してるよね、この間録画した番組はどのDVDにダビングしているのか、と問う母は空き時間があれば録画した番組を見て楽しんでいました。私もそんな母を見るのが好きでした。

SMAPの魅力は私も理解しているつもりです。個人個人がそれぞれに活躍のステージを見つけ、グループとしてはもちろん、個々でもしっかりと活躍している、その姿は国民的と呼ばれるに値していると思っていました。

しかし、そんなアイドルグループにも確執があったと知り、ショックを受けた2016年1月。その報道が出てからは母は見るからにショックを受け、溜め息を多く吐くようになってしまいました。私も少なからず動揺しました。様々なメディアがこぞって世間に流す情報のどれが本当のことなのか、一斉に出される情報の何を信じていいのか、母は私以上に動揺していました。

そんな騒動も何となく終結に向かっていた矢先、今度は決定的とも言える年内で解散の報道が流れました。恐らく解散はないだろう、でも、契約期間が終われば分からないと言っていた一部メディアの情報がまさに現実となり、ニュースとして流れてしまったのです。これには母は、あまり食欲がないとまで言い出すようになってしまい、相当なショックを受けていました。

それでも母は前向きでした。今までのグループ活動に嘘はない、彼らにもらったものは計り知れない、彼らがギクシャクしたままSMAPを続けるのは宜しくない、今まで楽しませてくれたんだから、と、少しずつ元気になってくれました。

彼らが残してきた功績はどんなグループにも越えられない偉大なものだと私も思います。メディアの報道がすべてではないにしろ、彼らが心の中を語ることはないのかもしれませんが、彼らの今までの偉大なる功績は消えることなく生き続けるのだろうと思っています。

納得いかない部分もあるけれど、それでも彼らは彼らなりに必死だったのだから、と母は言いました。そうだね、と私は頷きました。

SMAPには、ありがとう、その時が来るまでは頑張って欲しい、そんな気持ちでいっぱいです。